2016年06月18日

ハマチ、ブリ、カンパチ、ヒラマサ? 御三家、三つ子?兄弟たちの出世物語

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青魚ご三家と呼ばれる魚たちがいます。
個人的には三兄弟、いや、三つ子かと思うほどうり二つ、いや、ブリ三つと言える激似ブリの魚たちを紹介します。

その魚くんたちは「ブリ」「ヒラマサ」「カンパチ」。
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お寿司屋さんではよく聞くネタの名前だと思いますが、その容姿はおそらく私も含む普通の素人では区別がつかないと思います。
お刺身になった日には、何がどれやら。

出世魚(しゅっせうお)としても有名な、このブリご三家のそれぞれの物語をサラッと解説します。


ブリ(鰤)


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http://www.miegyoren.or.jp/
おそらく3兄弟の中では一番有名で、よく聞く名前だと思います。
3兄弟は全てスズキ目アジ科ブリ属という魚種にあたります。
ブリはその長男というべき代表格で普通は全長1m・体重8kg位になります。
名前の由来は、脂が多い魚から「アブラ」→「ブラ」→「ブリ」となったという説と、身が赤くて「ブリブリ」しているから、という説があるようです。

成長過程の大きさで名前が変わっていく「出世魚」としても有名です。
ただし日本各地で呼び方が様々なので、まぎらわしい時があります。

関東: モジャコ(稚魚)→ワカシ(35cm以下)→イナダ(35-60cm)→ワラサ(60-80cm)→ブリ(80cm以上)

関西 - モジャコ(稚魚)→ワカナ(兵庫県瀬戸内海側)→ツバス(40cm以下)→ハマチ(40-60cm)→メジロ(60-80cm)→ブリ(80cm以上)

その他北陸や三陸、四国や九州でも呼び方は変わり、北陸では若いブリを「ガンド」と呼び親しんでいます。

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「ハマチ」は若い「ブリ」の呼び名ですが、関東圏では大きさに関わらず養殖ものを「ハマチ」と呼んで区別する場合もあるので、関東のお寿司屋さんで食べるハマチは養殖のブリかもしれません。
天然ブリの旬は12月~1月の冬の時期です。

よく聞く「寒ブリ」とは12月~2月に漁獲されるブリのことで、北陸の氷見や能登、佐渡の寒ブリはブランドブリとして有名です。

幅広い料理の種類があり、お刺身はもちろん、有名なブリの照り焼き、塩焼き、ブリ大根、カルパッチョ、ブリしゃぶ、味噌漬け、吸い物などがあります。


ヒラマサ(平政)



ヒラマサはあまり聞きなれない魚なのではないでしょうか?
鹿児島県水産技術開発センター(http://kagoshima.suigi.jp/)の報告では、鹿児島県海域でのブリ類の魚種別漁獲量の構成はブリ 69.6 %、ヒラマサ 3.7%、カンパチ類 26.7%と、ほぼお目にかかれない高級魚という事が分ります。
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http://www.zukan-bouz.com/syu/
ヒラマサはブリに比べ体型がややシャープです。兄弟の中で一番泳ぎも早く、釣り人からは「海のスプリンター」「磯の弾丸」などと呼ばれています。
ヒラマサという名前の由来はその頭や体の平たい体型からと言われています。
ただ、若干シャープな以外はよーく見ないと見分けがつきません。

見分けるポイントはその他に口の端っこの形。
ヒラマサは丸いですがブリは角張っています。
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あとは腹ビレの位置。
ブリは体の黄色い線より下についていますが、ヒラマサは黄色い線に掛かっています。
上の写真で良く分かると思います。
エラの後ろの可愛いヒレが、体の黄色いライン上に乗っているでしょ?

個体によってはわかりづらい場合もあります。 

外見はそっくりですが、お刺身にすると身の色が全く違います。
ブリは血合いが赤っぽく、ヒラマサはオレンジ色に近いです。

食感はヒラマサのほうがブリよりも歯ごたえが良く、コリコリする感じです。
味は好き嫌いがあると思いますが、お刺身ではブリよりも脂が少ないのでスッキリとした上品な味わいです。
スッキリした味なので、お刺身やカルパッチョなどの生食が最適です。
春から夏にかけての5月〜7月が旬と言われますが、もっと美味しい時期があるとも言われ、旬の時期は謎です。

カンパチ(間八)


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http://www.miegyoren.or.jp/
ブリ兄弟の旬、冬のブリと初夏のヒラマサの間を埋めるように夏から秋にかけての6月〜9月が旬と言われるカンパチですが、こちらも大衆魚のブリに対して高級魚として扱われています。

ブリに比べて脂肪は多くありませんが、ヒラマサより脂がのっていてお刺身でも美味しくいただけます。
食感もヒラマサ>カンパチ>ブリのコリコリ感でやはり3兄弟の中間くらいになります。
お値段も同じで間っ子的な順番ですね。
間八の「間」は3兄弟のちょうど間、という意味かと思うほどですが、カンパチには背ビレから眼を通って上あごへ延びる黒い帯があり漢字の「八」の字に見えることに由来しています。
その顔の八の字や、体の側面の黄色い縦帯などで他の兄弟たちと区別します。

カンパチも出世魚で、関東ではショッコ→シオゴ→アカハナ→カンパチ の順に名前が変わります。

身が締まり脂も適度にのっているので、お刺身、お寿司、しゃぶしゃぶ、照り焼き、塩焼き等で食べられています。


まとめ



ブリ3兄弟の事や出世による名前の変化はご理解いただけましたでしょうか?
養殖物はもちろん、天然物も一年を通して美味しく頂く事が出来るこのご三家はとても素敵な兄弟という事を紹介しました。
いつの時期にも美味しくいただける青魚として覚えて頂き、魚屋さんやお寿司屋さんで見比べて、食べ比べて楽しんでみてはいかがでしょうか。


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posted by JOHN at 18:39 | Comment(0) | お魚のはなし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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