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数あるお魚の種類の中で、一番おめでたい魚と言えば何を連想しますか?
そうですよね、おめでタイ。タイ(鯛)を思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか?
あの赤くて立派な姿から、またその名前から、結婚式やお祝い事などのおめでたい席には欠かせないお魚です。
特にその体の色「赤」は日本人にとって特別なおめでたい色として扱われてきました。お祝い事に使う「紅白」や、還暦のちゃんちゃんこ、少し前には祝日に玄関先に飾られていた日の丸など。
もはやおめでたい事しかあてはまらないタイですが、少し前は結婚式には絶対に欠かしてはならないとまで言われていました。
日本では「魚の王様」とまで言われるタイですが、海外でタイをここまであがめている国は他には無いようです。こんなに特別扱いされるのは、やはり日本人の「色」や「名前」に対するこだわりでしょう。
あの七福神の恵比寿様がかかえているのもタイですし、相撲で優勝した時にも立派なタイは欠かせません。
また、あまりにもおめでたい魚なので、タイでもないのに「〜タイ」という名前が付いている「あやかりタイ」と言われている魚も数多くいます。
タイというのは「スズキ目タイ科」に属する魚のことを指しますので、それ以外は正確にはタイとは言いません。
日本国内にはマダイ、チダイ、キダイ、ヘダイ、クロダイなどがタイ科で10数種類しかいません。
それに比べて正式な魚の日本名(標準和名といいます)で「〜タイ」と付くタイ科以外の魚は300種類以上ありイシダイ、アマダイ、エボダイ、アコウダイ、イトヨリダイ、キンメダイなどは正確にはタイではありません。
もちろん十分美味しい魚もたくさんいますけどね。
ちなみにマキダイはもはや魚ではありませんが、あやかりタイの仲間だと思いますね。。
それではタイをサラッと紹介していきます。
タイの種類
■マダイ
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大きいものは体長1mくらいになります。普通にタイといえばこのマダイを指すことが多いですね。
「真鯛」と書きますが、「真(ま)○○」と呼ばれる魚はその魚種を代表する、という意味を込めて名付けられている事が多く「真サバ」「真ダコ」「真イカ」などもそれに由来します。
正にタイの中のタイ、というマダイ。魚の王様です。
目の上にアイシャドーのような青い筋があって、尾ビレの先が黒いのが特徴です。
高級魚として扱われていて、特に国産では兵庫県明石海峡で獲れる「明石鯛(アカシダイ)」や、徳島県鳴門海峡の「鳴門鯛(ナルトダイ)」などは超高級タイとして有名です。
その味は絶品で、特に刺身はとても美味しく皮も美味しいことから、あえて皮を残してさばく「松皮造り」はタイならではの食べ方です。
もちろん、お寿司もふんわり甘く素晴らしい美味しさです。塩焼きや炊き込み飯も大人気のレシピです。
■チダイ
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マダイほどは大きくなりませんが、マダイに良く似た赤いタイです。見分け方はエラのふちが赤黒く血の色のようなスジになっていることと、尾ビレの先が黒くなっていないところです。オスは大きくなるとおデコが前に出て、デコっぱちになるのですぐに見分けが付きます。
日本中で獲れるのでマダイよりもお安くいただけます。
10cmほどの小さなタイのことを「カスゴ(春日子)」と呼びますが、魚屋さんではマダイのカスゴを「マコ」、このチダイのカスゴを「チコ」と呼び、特にチコはマコよりも高価で取引されることがあります。
夏に旬を迎えるチダイは、そのサイズから色々なレシピがあります。
刺身や松皮造りはもちろんですが、煮物や吸い物、フライやてんぷら、から揚げなど食べやすいサイズの料理に多く使われます。
カスゴを3枚におろして片身を1貫、1匹から2貫のお寿司を握る食べ方もあるようです。
■キダイ
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キダイはチダイよりさらに小さく、大きくても体長30cmほどのサイズです。
体の色は赤黄色でやや丸みがあり、尾ビレが小さめなのが特徴です。
市場や釣り人などには「レンコダイ」と呼ばれています。
チダイよりさらにお安くお手軽な価格ですが、関東ではあまり流通しておらず、西日本でよくみられるタイです。
塩焼きが基本的な料理ですが、丸干しや姿煮でも美味しくいただけます。
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■クロダイ(チヌ)
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体長30cm前後のものが多く、時には70cmを越す大物もいて釣り人に人気があります。
体は銀色に光る灰色で、全体的に黒っぽく見えるところからクロダイと呼ばれます。
関西ではチヌ(大阪湾の呼び名)と呼ばれ、食用で人気のあるタイです。
■ヘダイ(シロダイ)
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ヘダイは体長は40cm前後で、ほぼ丸に近い楕円形の体型をしています。
キレイな銀色の体に黄色いドットが並ぶ、全体的に白っぽく見えるタイなので「シロダイ」とも呼ばれます。
口元が「へ」の字に見えることからヘダイと呼ばれているといわれています。
お安く手に入り、キレイで味も良いことから人気のあるタイです。
まとめ
実はタイ科の魚は性転換をする事が結構昔から知られています。
カンタンに説明すると、成長にしたがって赤い色のタイはメスからオスへ、クロダイなどの黒っぽい色のタイはオスからメスに性転換します。
不思議ですねー。
おめでたくて、美味しくて、ちょっと不思議なタイ。
食べられる機会があったら、どんな種類のタイなのかとか、ここでの話を思い出していただいてみてくださいね。
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