2019年11月24日

おいしい辛子明太子 博多で有名なのに親は北の魚ってなんで? めんたいこのお話

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炊き立ての白いご飯に間違いなく合う食材といえば「辛子明太子」ではないでしょうか。
ホッカホカのご飯の上に乗せて一緒にパクっと。。刺激的なトウガラシの辛さと甘―い白米の味が口の中で混ざり合って、一噛みごとにプチプチと心地よい歯ごたえに幸せな気持ちになりますね。
そんな辛子明太子ですが、その正体は?といえば皆さんおわかりですよね、そう、タラコです。タラコを何らかの方法で辛子味にして辛子明太子が作られていることは想像できますよね。じゃあ、タラコの正体は?まぁ、タラコと言うくらいだから、タラの子という事はわかりますね。
そうです。スケトウダラという種類のタラの、卵を持った卵巣を塩漬けにした物のことをタラコといいます。スケトウダラという魚は北海道など日本の北の海やオホーツク海、ベーリング海やカリフォルニア州沿岸など、北の寒い海で獲れます。一方辛子明太子といえばどこ?と聞かれると「博多!」と答える人が多いのでは?北の魚の卵がなぜ南の博多で有名な食材になってるの?
の不思議をサラッとお話しましょう。

■なんで明太子っていうの?


辛子明太子のことを略して「明太子」とか「めんたい」とか呼びますね。これは、まあ諸説あり、といういつものパターンですが、一つは朝鮮語でスケトウダラの事を「ミョンテ」と呼び、漢字で「明太」と書き、その子供(卵)だから「明太子」となるという説です。
(もっと言うと朝鮮での「明太」の由来は「明川郡」の「太」さんが釣り上げた魚だからとか、、)
また日本では「タラ」のことをもともと「スケト」と呼んでいたそうで、中国ではスケトウダラを「ミョンタイユイ(明太魚)」ロシアでは「минтай(ミンタイ)」と呼ぶようです。名前の由来の諸説がありありですね。
本来はスケトウダラの子はタラコなので明太子=タラコということになるのですが、辛子明太子が「明太子」や「めんたい」としてお土産や特産品で全国に行きわたり、今では九州博多の代名詞として「明太子」「めんたい」と言うと辛子明太子というのが一般的になりました。

■北の魚の卵がなぜ南で?


明太子といえばやはり博多が有名です。初めに言いましたが北の魚の卵がなぜ南の博多で有名になったのでしょうか。

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辛子明太子のルーツは老舗メーカー「株式会社ふくや」創業者の川原俊夫さんが、戦後朝鮮半島から引き揚げてきたときに、昔釜山で食べた「明卵漬(ミョンランジョ)」の記憶を基にいろいろ試行錯誤して、日本人に受け入れられるおいしい辛子明太子を開発したそうです。
そしてその製造方法を特許も取らず地元の同業者におしみなく教えたそうです。基本的な作り方だけ教えたので、同業者はさまざまな工夫をして色々な風味の辛子明太子が作られたことで博多名物になっていきました。

■まとめ


辛子明太子の父と言われる川原俊夫さんが、製造特許を取らず広く地元業者へ作り方を伝授したことで、博多にはたくさんの美味しい明太子が普及しました。その味は日本全国に広がり、私たちもスーパーで安い明太子を買ったり、たまにはちょっとお高めな一つ上の美味しさの博多明太子を選んだりと選択肢が広がることになりました。これが北の魚の卵が南の美味しい明太子として有名になった理由です。美味しい辛子明太子、今ではいつでも食べたいときに食べられるようになりました。さっそくご飯を炊いて、明太子を買いに行きましょう。

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posted by JOHN at 16:34 | Comment(0) | お魚のはなし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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